お茶とお茶菓子をゆっくりいただくのが楽しみになってきました。
そこでお茶も色々あるなと思いながら何気なく調べていたら、紅茶も緑茶も葉っぱは同じものだということを知りました。あんなに風味の違う烏龍茶や中国茶まで同じだなんてすごい。茶葉の発酵時間でお茶の種類は決まるそうで、それだけで味も風味を変わってくるなんてお茶の葉ってすごいですね。
そんな中、紅茶は普段も何気なく飲んでいたのでそこまでハードルの高いものではありません。手軽にティーバックが手に入るし、ペットボトル飲料にだってあります。特別な飲み物という印象はなかったのですが、知り合いから何かのお礼にと素敵な缶に入った紅茶の茶葉をいただきました。
自分では買ったことのないティーバックではない紅茶。
これはいい機会なので、おいしい入れ方を調べて、素敵なお茶菓子を用意していただくのはどうかと思い至りました。
美味しい紅茶の淹れ方は、ポット、ティーカップをお湯で温めるところから始まります。
お水は汲みたての水道水。空気をたくさん含んでいることが重要なのだとか。
ぼこぼこ沸いたところを、茶葉をいれたティーポットに注ぎます。ここでは茶葉が踊るように一気に注ぐのが重要です。
3分間むらし、カップに注いでいただきます。
熱々の紅茶をカップに注ぐと濃い赤のような淡い茶色のような色がカップに現れます。そして良い香り。
淹れたてをいただいて見ると、少しの甘味と苦味を感じ、その後喉に温かいものが通っていくのがとても心地よいです。
お茶のお供には、ケーニヒスクローネの『近日』。
パイ生地にカスタードクリームと白玉が入ったお菓子で、今一番ハマっているお菓子です。
添えてある説明によると「近日中にまた食べたくなるお菓子になるように」との思いがこもっているのだとか。私はまさにその仕掛けにハマってしまったようです。
パイ生地のサクッとした食感とクリームの甘味がとてもバランス良くまた食感が変わる白玉がたまりません。
このお菓子と紅茶がなかなかに良い相性。
冷たいクリームと、熱々の紅茶がなんとも言えないバランスで、紅茶のほのかなに苦味とクリームの甘さがいいバランスでとっても気に入りました。
お抹茶は苦味が出過ぎないように、少し温度の下がったお湯で立てます。
紅茶は熱々の熱湯を注ぐので、同じお茶なのに温度も香りも風味も全く違うもの。
奥深いお茶の世界に少し触れた時間でした。